2009年9月19日土曜日

ブログを活用した高速アウトプットの実践(3)


2010年まであと104日


いよいよ、来年(2010年)の仕事が動き出しました。今年はあと103日ですが、秋から冬に流れていく時間はほんとに速い。(”長期”の仕事が大半なので)もう、できることは限られています。とにかく、年内の仕事を精一杯がんばるだけです。10月からは、徐々に2010年を意識した日々を送ることになります。

個人的には、ワークスタイルが変わる節目の年になりそうです。Podcastでもお話しましたが、外で使うインターネットが室内を上回りそうです。つまり、机に向かってパソコンでネットにアクセスする時間よりも、外にいてモバイルデバイスでネットを使う時間の方が多いということです。これが、来年には完全に逆転し、”外で使うインターネット”がデフォルトになります。一次情報に接する仕事が中心になるからです。

作業の分解

仕事は、試行錯誤を得て、”絶対にパソコンでしかできない作業”と”スマートフォンで十分こなせる作業”に分解され、少なくとも「パソコンを使う時間が少なくなったので仕事の効率が落ちてしまった」ということは無くなりました。

作業をうまく分離できたのは、(昨年購入した)iPhone 3Gのおかげです。今まで、パソコンで活用していたWebサービスが次々とiPhoneに対応し、専用のアプリがリリースされました。データの同期、共有は当たり前という状況になり、作業の進め方が激変していきます。ただ、iPhoneを道具化(自分の仕事に最適化)するには、まだ人間側の努力も必要で、私の場合は1年ほど使い込んで、やっと手に馴染んできた感じです。現在、1,600字の原稿をiPhoneで書くことに、それほどストレスを感じません。

もし、ノートパソコンで書くということになったら、(さすがに立ったまま作業はできないので)場所に依存することになってしまい、作業効率がかなり落ちてしまいます。駅のホームでも、電車に乗っても、(つまり、いつでもどこでも)原稿が書けるので、前述した分離作業が成立しているのです。

新ワークスタイルの成果物

来月、出版されるデザイン関連の本は、このワークスタイルで作られた初めての商品になります。Evernoteには、構想メモからスケッチ、荒原稿、原稿、図版、初校まで、書籍に関するすべてのデータが保存されています。

次の段階は、”絶対にパソコンでしかできない作業”を減らすことです。これには、いくつかアイデアがありますが、実践できるのは来年になりそうです。

こんな試みは、オフィスで働いている人には役に立たないと思いますが、iPhoneユーザーには何らかの情報を発信できるかもしれません。他のモバイルデバイスも注視していますので、気が付いたら右手にiPhone、左手にBlackBerry...なんてこともあり得ますが。

関連エントリー:
iPhone 3GSから更新